このたび、皆さんは私たちのサーフボードをご覧になって少なからず驚きや疑問を持ったに違いありません。ここではそうした皆さんの問いに対して、いくつか例を挙げてお答えしたいと思います。

本当にそのサーフボードでサーフィン出来ますか?

  • はい、実際にサーフィンを楽しめます。

何でできてるんだろう?

  • 紙素材が多く使われており、プラスチック素材は少なめです。

なぜ段ボールを使っているの?  

  • 現在、入手可能な素材で加工、重さ、また、価格を考慮して段ボールを採用しています。しかし今後、必要に応じて別の素材も検討する予定です。
なぜレール部分にはプラスチック素材を使うの?  

  • 他の素材も検討したのですが加工と重さを考慮してスタイロフォームを採用しています。また、加工の便宜性と実際に遊具として使用する際の利便性からレールを補強するデザインにしています。こちらも、必要に応じて別の素材も検討する予定です。

空気圧調整弁が取り付けてあるのかな? 

  • 中空構造の為、温度や気圧の変化で内部の空気が膨張と収縮をするために、それを調整する弁を取り付けています。この調整弁は、空気を通しますが、水は通しません。

軽いですか? 

  • フィンを取り付けた状態で約2.2キログラムです。通常のサーフボードの中では軽量だと思います。特筆すべきことは、大きな浮力があるため、水の中ではさらに軽く感じます。

柔らかいの? 

  • 手で持ってみると、従来のサーフボードに比べて硬いように感じます。しかし、中空構造の透明な部分は弾力があります。

どんなふうに波に乗れるのかな? 

  • 人にもよると思いますが、波を捕まえるタイミングや操作性は独特なものになるかも知れません。
  • デザインとしては、早く波を捕まえることが出来、操作性が軽くなるように意図しています。

折れるんじゃないの? 

  • 砂浜の海岸で背丈ほどの大きさの波であれば問題ありません。
  • かたまりとなって崩れる大きな波によっては破損する可能性はあります。特に岸近くの浅瀬では注意が必要です。

水は入ってこないの? 

  • 通常のサーフィンを楽しむ際に、サーフボード内部に浸水はありません。ただし、岩やサンゴ礁などの硬い海底にサーフボードが接触すると破損して浸水します。
  • 空気圧調整弁がきちんと閉まっていないとそこから浸水します。

長持ちするのかな? 

  • 取扱い上の注意をよく理解して頂くことが大切になります。 
  • 使用後には温度差によって内部に結露が生じます。結露は徐々に消えてなくなりますが、段ボール素材に湿気が残る場合があります。どうしても湿気を含んだ段ボールは柔らかくなりますので、それを十分乾燥させてあげることで長く使用することが出来ます。

破損した時、修理はどうするんだろう? 

  • 使用中、内部に水が入ってきていることに気が付いた際には、すぐに使用をやめてください。破損個所に穴を開けて水分を取った後、十分に乾燥させます。その後、開けた穴を塞ぎます。ただちに使用を中止していただくことによって、内部の段ボールが大きく破損せず、修理して再び使用することが出来ます。

変色するの? 

  •  段ボールの他に使用されている紙素材が、湿った空気の流通によって白くなることがあります。

どうやって保管するんだろう? 

  • 使用後は、内部に結露による湿気が残っていますので、十分に陰干しをします。
  • 持ち運ぶ際には、破損を防ぐためにケースに入れるのが最適です。


埼玉県産業技術総合センターにて以下の検証を行いました。

  1. 結露サイクル試験
  2. 高温試験
  3. 低圧試験
  4. 強度試験
  5. 呼吸作用(温湿度)サイクル試験
  6. 温度サイクル試験
  7. 冷熱衝撃試験
  8. 耐水圧力(射水)試験(洗車場の高圧洗浄機を使用)

このページに成分表示や取扱い上の注意を添付していますので参照してください。

概要は以上です。「百聞は一見に如かず」と言いますが、実際に手に取って見て頂くと分かりやすいと思います。また、時間がある場合はテストライド(試乗)していただくことをお勧めします。できるだけ皆さんの要望に対応したいと思います。

皆さんの 質問や要望はどんなことでも遠慮なく問い合わせてください。

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